よくある質問Q&A

土木工事編

土木工事にはどんなものがありますか?

今後、上下水道、擁壁(ようへき)の設置、造成(宅地の整備)、地盤改良など、
インフラや土地に関わる工事全般が含まれます。

擁壁(ようへき)が必要なのはどんな場合ですか?

敷地に高低差がある場合に、土砂の崩壊を防ぐために設置します。高さや形状によって、法律に基づいた適切な構造計算と申請が必要です。

造成工事における「締固め度」の管理基準とその重要性は?

締固め度の管理基準は、一般的に最大乾燥密度の90%以上(基準は土質や構造の種類により異なる)とされます。これは、盛土や路床などの土構造物が、長期的な沈下やせん断破壊に対して十分な強度と安定性を維持するために重要です。

暗渠排水で利用されるパイプの選択基準(特にネオドレーン等の種類)と透水性への影響について特に教えてください。

暗渠排水管の選択は、透水性耐久性埋設深さ土被り土質によって決定されます。例えば、ネオドレーンなどの多孔管(有孔管)は、管の多くの孔が開いており、効率的な集水・排水が可能です。

造成工事での擁壁工法のうち、「L型擁壁」と「現場打ち擁壁」のどちらにすれば良いでしょうか?

経済性とある程度の強度を維持したい場合は、L型擁壁が良いと思います。経済性よりも強度を重視したい方には現場打ち擁壁が良いと思います。

基礎工事編

基礎にはどんな種類がありますか?

主に、建物の底面全体で重厚さを支えるベタ基礎と、柱や壁の下などに「逆T」字型に打設する**布基礎(ぬのぎそ)**があります。 最近の木造住宅では、耐震性や湿気対策の面からベタ基礎が多く採用されています。

基礎にひび割れ(クラック)が入るのは問題ないですか?

コンクリートが固まる際に起こるごくわずかなひび割れ(ヘアークラック)は問題ないことが多いですが、幅が
0.3mm以上や、構造に関わる大きなひび割れ、漏水につながるひび割れは、構造的な問題欠陥の可能性があるため、専門家によるチェックが必要です。

造成工事における「締固め度」の管理基準とその重要性は?

締固め度の管理基準は、一般的に最大乾燥密度の90%以上(基準は土質や構造の種類により異なる)とされます。これは、盛土や路床などの土構造物が、長期的な沈下やせん断破壊に対して十分な強度と安定性を維持するために重要です。

基礎の配筋(鉄筋の配置)はどのようにチェックすればいいですか?

コンクリートを流し込む前に行われる配筋検査でチェックします。鉄筋の太さ、間隔、約束、かぶり厚さ(鉄筋からコンクリート表面までの距離)など設計図通りか、設計基準を満たしているかが確認されます。

冬場のコンクリート工事は大丈夫ですか?

外気温が低いと、コンクリートが固まる(強度が出る)のに時間がかかったり、凍害を受けたりする可能性があります。そのため、冬場はコンクリートの配合を変更したり、養生期間を長く取ったり、シートで覆って温度が低下しないように養生します。5℃以下は寒中コンクリートの施工管理が求められます。